歪んだ愛憎を向ける少女たちの倒錯的な愛欲――

主人公は大学を出たばかりの青年。
学生時代に研究室の助教授をしていた女性と恋に落ち、卒業と同時に結婚した。
彼女には離婚歴があり一人娘もいたが、主人公は少女も受け入れ、幸せな生活を送り始める。
しかし、そんな家族を突然の不幸が襲う。

休日にドライブを楽しんでいた一家は事故に遭い、妻は即死、娘も片目を失ってしまう。
奇跡的に無事だった主人公は妻を失った悲しみの中、それでも娘と二人で生きて行こうとするが、
明るかった娘は片目を、何よりも母を失ったショックからすっかり塞ぎ込んでしまう。
そして、最愛の母を奪った主人公に対して憎しみをぶつけ始めるのだった。
自責の念から娘を叱ることが出来ない主人公。

娘は日に日に荒れていき、やがて屈折した愛憎から主人公の肉体を弄ぶようになっていく。
幼い少女の残酷な感情に翻弄されながらも、主人公は未成熟な少女の肉体に反応してしまう。
結婚してすぐに妻が他界してしまったため、まだ童貞だった主人公は初体験を娘としてしまうことに。
亡き妻への罪悪感と、何よりも妻の大切にしていた娘を汚してしまった事実に、やがて主人公の感情にも常軌を逸した翳りが射していく……。