アブソリュート魔導学院の二年生。
おっとりした見た目通りの、朗らかで楽天的な女の子。
ただし世間知らずなわりに人を信じすぎるところがあり、トラブルに巻き込まれやすい困ったちゃんでもある。
本人はトラブルに巻き込まれている自覚すらないことも多く、親友のテミスに呆れられることもしばしば。
二年生にして学生会の役員を引き受けているのも、面倒見の良さと、目を見て話されるとイヤと言えなくなるお人好しな性格からである。

しかし自分の信じることに対して一途なところがあり、相手の思いに応えたいという気持ちも強いため、仲良くなると積極的な一面もある。
主人公に対しても、危ないところを助けて貰ったことから仲良くなり、頼まれもしないのにあれこれと世話を焼いてくる。
努力家で勉強も得意なのだが、魔法の腕前はからっきしで、なぜ魔導学院には入れたのか不思議がられることも。

アブソリュート魔導学院の二年生で、ミリアムのクラスメート。
二十代以上続く由緒正しい家系で、○○の頃から厳しくしつけられたため、容易に他人に気を許さない頑ななところがある。
本人は寡黙でクールな “格好の良い女性” を目指しているようだが、下ネタに対して免疫がなく、主人公のちょっとした冗談で取り乱してしまうため、目標への道のりは険しそうである。

自分に対して妥協することのない性格で、魔法の成績は学年トップを争うほどであり、幼少から手ほどきを受けていた武道も既に達人レベルの腕前。
ただし箱入り娘なため、家事の手伝い等、普通の女の子なら出来ることがまるでダメだったりする意外な一面もある。

友だち思いで、ミリアムが助けられた縁で主人公と行動を共にすることになるが、いい加減なところのある彼のことを良くは思っていないようである。
手にしている剣は先祖代々伝わっている家宝であり、常に持ち歩いている。

アブソリュート魔導学院の一年に中途入学してくる転入生。
主人公より年下であるが、年の割に大人びたことを言いたがる皮肉屋で、口癖は「死ねばいいのに」である。
自信家の策士で、無能だと判断した人間に対して、小バカにしたような態度を取ることが多い。
しかし冷静沈着という訳ではなく、思い通りにならないことがあるとぷっつんする、喜怒哀楽の激しい性格でもある。
このため、自分以上の策士である主人公には翻弄されることが多く、苦手意識とライバル意識が入り交じった複雑な感情を抱いている。

巨大な鎌（サイズ、scythe）という物騒な武器を携えているが、理詰めに戦略を立て、じりじりと追い詰めてとどめを刺すという一撃必殺の戦法を得意とする。
魔法の腕前も相当なものであり、大鎌なしでも戦えるので普段は武器を携帯していない。この点については、テミスより常識人であると言える。