物語が始まる6月に転入してきた転校生。
快活で好き嫌いのはっきりした性格だが、意地っ張りで、思ったことを素直に言えないこともある。
星の世界が好きだが、興味の方向は理論寄り。
とても人なつっこく、物怖じせず近寄ってくる。
転校早々、主人公に興味を持ったようだが……。

「すぴか、って呼んでよ。そしたらあたしも、均って呼ぶから」

主人公と長い付き合いのあるお隣さん。
主人公に世話を焼くが、特別扱いしている自覚は薄い。
性格は非常に温厚で、常識的。 家庭的で人が良く、人を信じすぎるきらいがある。
几帳面で時間を守るタイプだが、実は朝が苦手らしい。
大きな胸が邪魔するのか、運動神経はかなり悪い。

「あの時の均くんは、カッコよかったのになー」

マイペースで、浮き世離れした独特のセンスを持つ先輩。
綺音の親友で、同じクラス。
口数が少なく、簡潔な言い回しを好む。
地元の名士の一人娘らしく、育ちがいい。
美人でミステリアスに見えるため、一部で隠れた人気がある。
当初別の部に所属していたが、いつの間にか天文部員になっている。

「私はここ、結構気に入ってる」

沙梨と同じクラスの先輩。
性格は明るくよくしゃべるが、飽きっぽい。
非常に器用で大体のことは出来てしまうが、大きく抜けてしまうこともある。
3人姉妹の長女で、姉気質。
そのため幼い見た目のわりに、意外としっかりしている。

「胸が薄いからってバカにすんな！　小学生と間違われただけだ！」

主人公の従姉で、星見原学園の教員。
背丈が小さいことを気にしていて、つとめて大人っぽい格好をする。
主人公の家に居候しているが、両親が海外出張でいなくなったため、二人暮らしになっている。
性格はフリーダムで面倒がりだが、主人公のことはかなり気に掛けているようだ。
煮え切らない学生生活を送る主人公を、天文部に叩き込んだ張本人。

「なんか、いいじゃん。けっこー青春してて」

本作の主人公で、星見原学園の1年生。
万年帰宅部だったが、成り行きで天文部の部長になってしまう。
海外赴任になった父親に母親も付いて行ってしまったため、現在は従姉の櫻と二人暮らし。
性格は穏やかで、むしろ臆病で繊細なほどだが、やるときはやる意志の強さを持っている。

深冬の姉で、星見原学生統括委員会、通称・星統会の会長。
ちょっと抜けがちで、何事も前向きな、明るい癒やし系。
人当たりが良く不思議なカリスマがあるため、学内でも強い人気を誇る。
妹と身長が同じなのに、体重が微妙に重いことを気にしている。
部の再建をめぐって奔走する主人公を、個人的に応援している。

「何かに一生懸命になれるのって、いいね」

主人公の同級生で、渡と同じく学年委員をやっている。
雪菜の妹。 雪菜とは対称的なしっかり者。
姉を非常に尊敬している。 その姉が主人公を気に入ったらしく、主人公にはきつめに当たることもある。
字が綺麗。

「あんまりお姉ちゃんを悪の道に引きずり込まないでよ」

主人公の友人で、学園に入ってから一番つき合いが深い。
深冬と同じく、星統会の学年委員をやっている。
性格は温和で怒ることがなく、真面目だと思われているが、感性が人と少しズレているだけで、けっこう軟派。

「僕はね、心から海に行きたい、そう思うんだよ」