学園の用務員室の奥にある、鍵のかかった部屋にいる謎の少女。

この少女は何者なのか。
なぜ用務員室の奥に少女が囚われるような部屋があるのか。
そのすべてが一切謎。

用務員のロク以外、学園の誰もこの部屋と少女の存在は知らない様子。
誰に聞いても知らず、誰かから話題に上がる事もない。

時朗が偶然にこの部屋の鍵を手に入れ、真霧を襲うことで時朗は目覚める。
それ以降『鍵の部屋』は閉ざされ、時朗が再び真霧に会った際、すべての謎が解かれる。

生徒会長選挙に立候補した少女。

高飛車で自己顕示欲が強く、学園で生徒のトップに立つことでその欲をさらに満たそうと生徒会長を目指す。
頭も良く、容姿も端麗のため、男女問わず取り巻きがいる。

彼女の顔色をうかがう者が多くいる中で、
そうはならない時朗の気概が気に入り、生徒会長選の補佐に誘うのだが。

生徒会長選挙に時朗から推薦された少女。

本人に立候補の意思はなく、それ以前に、人前に出る事すらも得意ではない。
しかし、あることから時朗に従わざるを得なくなる。

かなりの巨乳。それが本人はとても恥ずかしく思っている。
何を着ても太めの体型に見えるのが悩み。
しかしそれは大きな胸が出ているせいでウエストまで太く見えてしまっているため。
脱げば張った素晴らしい乳房とくびれたウエストが現れる。

学園非公式部「お嬢様部」の部長。
普段はお嬢様口調の会話やお茶会を楽しんでいる。

「これはさすがに許せませんわと、思いましたわね」と、
学園内の不良たちが散らかしたゴミを片付けるなどの活動をしている。
その活動の何をもってお嬢様としているかは不明だが、
部を知る者に「その内面の美しさこそがまさにお嬢様」と言わしめている。

そのため、お嬢様部という割には、お嬢様風に制服を規格外に改造しているが、特に学園からは不問にされている様子。

そのごみ拾いの様子を見ていた時朗は、彼女の前でごみを落とし続け、人気のない部屋へとおびき寄せ、襲う。
だが、彼女は「お嬢様口調を楽しむ部」の人。普段の口調は……？

毎日、夜になると音楽室でピアノを弾いている少女。

ピアニストになることが夢。
学園にピアノ部がないため、吹奏楽部の練習が終わるのを待ってから音楽室を借り、毎日練習している。

ピアニストになることは母親の夢だったが叶わず、その夢は、娘である彼女に託された。
しかし、その母親は病に倒れ、亡くなってしまっている。
そんな母の夢を叶えるため、そして母娘の繋がりでもあるピアノを続けている。
いつも母の形見の指輪をつけて演奏をしている。

学園の数学教師。

生徒からの冗談も通じないなかなかの堅物。
しかし、厳しいながらも分かりやすい授業で、生徒からの人気は高い。

そんな真面目一辺倒であるのに、ボディにフィットしたYシャツとスーツを着用しており、
授業中、全男子生徒を勃起させてしまっていることには気付いていない。

口癖は「値を求めなさい！」
お調子者の生徒はこの台詞のモノマネをしてクラスの笑いを取っているが、
時朗だけはこのセリフに対して別の笑みを浮かべるのだった。

正義感の強い少女。

男子生徒の掃除のサボりから、世間の事件や政治まで、あらゆることに正義を掲げ、正論を述べてくる。
いわゆる「ちょっと、男子！」タイプ。

相手と言い争いになる事も多かったが、至極真っ当な正義的主張の羅列で、相手を常に言い負かせてきた。
それゆえ、自分の正義に絶対的な自信がある。

ある日、友人が時朗に襲われかけている現場に出くわす。
正義を掲げ、時朗を言い負かせようとする。
だが、それで時朗を止められるわけもない。
そこで、正義感少女はとある提案を時朗に出すが……

授業中はだいたい寝ており、友人から「眠り姫」と呼ばれている少女。

普段はややテンション高めに明るい少女だが、ふと、表情に影を落とす時がある。
その様子が現れた時は、大概いつの間にかどこかへと消えており、
戻ってきた後は、だいたい自分の机で寝ている。
自分も寝てしまう事を理解しているので、普段からパジャマで過ごしている。

「オナニーした後は眠くなるからな。どこかでひと喘ぎしてきてるんだろう」と
同じクラスの時朗は、内心で小馬鹿にしつつ、さして気に留めてもいなかったが……

学園の食堂で調理を担当しているお姉さん。

学園の食堂をひとりで切り盛りしている。
毎日、全校生徒分の食事の調理に追われているが、
疲れた姿を見せることなく、バイタリティに溢れている。

しかし、さすがに時間が足りないのか、
夜になっても仕込みをしている姿を目撃した生徒もいるが、実は……？

「食堂のおばちゃん」と言われると怒る。

182cmの高身長を生かし、バレーボール部に所属している少女。

女性としては高すぎる身長にコンプレックスを感じている。
その見た目にそぐわず臆病で気が小さく、小さな物音にも驚き、
何かにぶつかると、相手が壁であっても真っ先に謝ってしまう。
そんな自分に嫌気がさし、バレーボールを受けられるようになれば、
何にも恐怖を感じる事など無くなると思い、活動している。

部活が休みの日でも真面目にひとり練習しているが、
オーバーハンドパス練習で、自身が真上に上げたボールが落ちて来るのにもあわあわ震えながら続けている始末。

そんな彼女を脅し、襲うのは簡単だ。
だが、その大きな体を持て余した時朗は……

発明が好きな少女。
工学部の学生たちから施設をこっそり借りて、色々と製造している。

これまでに作ったもののひとつとして薬の入った飲み物に挿すと、
ストローの色変化によって危険物質が混入しているかわかるというものがあり、
デート中に睡眠薬などを入れられ襲われる、というのを未然に防げるというもの。
なんでも、先日、知人が飲み物に睡眠薬を入れられて襲われたらしく、未然に防げる発明はないかと考えたという。

今発明しているものは、男性側に付ける器具。
時朗に襲われた際、その器具の使用を懇願するが、それはさらなる窮地を彼女にもたらしてしまう。

学園に数週間のみ教育実習でやってきた大学生。

だが、学生気分のままなのか、社会を知らないのか。
教師見習いにはふさわしいとはいいがたいガーリーな服装と髪型で授業に挑んでいる。

腕を上げるとワキが見え、そこから見えそうで見えないバストライン。
不用意にかがまれると見える胸の谷間。
空気の流れに乗って、不意に香ってくるシャンプーのニオイ。
……時朗ならずとも、これで勃起しない男子生徒はいない。

時朗のクラスメートだが、時朗より年上の少女。
平たく言うと、留年している。
時朗よりふたつ年上。つまり、留年回数は二度。

留年の理由は素行不良などではなく、純粋に単位が取れていないため。
とはいっても、授業には毎回出席している。むしろ皆勤賞。
要するに、純粋に果てしなく頭が悪い。

彼女の母曰く、
「まあやちゃんは小学校と中学校の記憶が全部とんじゃったんだよね」

二次元同好会に所属している少女。

容姿は中の中くらいに見えるが、サークルには彼女しか女性はおらず、
「姫」としてサークルの男性仲間からはチヤホヤされている。
そのような環境のため、自分は絶対の美少女だと信じきり、
モテるのは当然、男は自分の言う事を聞くものと思い込んでいる。

いつしか態度も尊大になりがちになり、サークルの男子のほとんどに好意があると見せかけ、取り巻きにしている。
それでも哀れなサークルの男たちは、彼女を姫と称え、チヤホヤし続けている。

名前は「えり」ではなく「えりぃ」

クレオパトラを思わせる凛とした黒髪長髪の少女。

「エジプト研究会」に所属し「不死」と「ミイラ」を研究している。
エジプト愛が強すぎて、常にファラオのような被りものを被っている。
ちなみに頭のヘビは生きている。

その容姿と、研究している内容から、世界史を中心に聡明かと思われたが、
エジプトはともかく他国の歴史もその他の教科もからっきし。
他に趣味も無いようで、とにかくエジプト以外に興味がない様子。
色恋沙汰にも疎く、『アソコも砂漠のように乾ききっているんじゃないのか？』と嫌味を言われるもピンと来ていない。

時朗にミイラの研究を手伝ってもらえないかともちかけ、ミイラ化しようとしてくる。

名前の「フィルヤール」はエジプトで見られる女性名で、ミドルネームとして勝手に名乗っている。

学園の擁護教諭。いわゆる保健の先生。

「教諭」なので道徳や保険の授業を受け持つこともあるが、
基本的には保健室で生徒たちの怪我の手当てや、カウンセリングをしている。
処置の判断や、アドバイスが的確でしっかりしていつつも、物腰が柔らかく、生徒たちから慕われている。

どのようなトラブルも、生徒たちに寄り添って解決を目指すことを信条としているが、その立派な信条も時朗にかかると……

とても明るく元気で、クラスでも人気者。
男女問わず友達が多い。

とある出来事から時朗の事を好きになり、 奥ゆかしくも積極的にアプローチしてくるが、時朗は和姦に興味を示さない。
だが、しかし。

慢性花粉症の少女。

スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラ……。
この国の全ての花粉アレルギーをコンプリートし、
季節に関係なく鼻が垂れてくるため、体調のいい時が無い。
箱ティッシュとマスクと点鼻薬と目薬は必需品。

学園に親族がいるらしい。