豊満で男好きのする身体は、他の男性の目を惹きつける。
甲斐甲斐しく夫の世話を焼き、人生を支える。
そんな生き方に満足しているし、何より彼女自身がそれを幸せと感じる性格
。
そのため、夫の立場を慮るあまり、自分へのセクハラ行為を我慢してしまうこともしばしば。
そしてその行動が、ますます相手をつけあがらせてしまう。

男性経験は夫ひとりだけ――の初心な人妻だったのだが、
最近とある理由から性感を開発されてしまっている。

「いつまでも女の子として見てくれるのは嬉しいけど、ちょっと挙動不審よ、秋弘くん」

実際はセクハラどころか、すっかり鬼島に調教されていて、セックスの虜。
鬼島の命令であれば、他の男に抱かれることも厭わない。
『脱いだらすごい』スケベボディで、普段はそれを隠すような服装を好んでいる。

「別に怒ってはいません。配偶者を大切にするのは、よい姿勢だと思います」

「ははっ、照れるなよ。今の時代、愛妻家は誇れることだぜ」

よくも悪くもワンマンで、昭和感のある経営者。セクハラ程度はスキンシップの範疇と考えている。
女癖が悪く、気に入った相手はかなり強引な手を使ってでも自分のものにする。
暇つぶしのつもりで参加した旅行で明音に目をつけ、強引に迫る。

「舞依くんは鯉とか興味あるかね。ありゃ見るもんじゃなくて、食うものだろうに。ちなみにワシも誘われたが、水たまりなぞ興味ないので断った」

「えへへ、あの、明音さん……。思ったより、綺麗なところですね、ここ……」

「……ごめん。あまり女の子に縁がなかったせいかな。どうしても緊張しちゃって」